前回記事で、お金持ちの人たちが少なからず株式を保有していることが多いことは分かったということで、今回はその「株式」って何!?
ということを確認しておきましょう。
前回記事はこちら↓
株式は何のためのもの?
「株式」は企業が事業に必要な資金を調達するために発行しているもの。
会社側の立場でもう少し砕けて言うと、ビジネスしたいからお金貸してください。
貸した証明に株式を与えますから。
そんなイメージで捉えても大外れではないでしょう。
つまり株式を購入する=お金を貸す ということ。
ただし、問題はいつ貸したお金を返してもらうのか?
株式に返済期限はない
株を買った(お金を貸した)はいいものの、いつ返してもらうのか?
→返済期限はありません(無期限・半永久)
ただし、会社が儲かった時にはしっかり返してね(にっこり)ということになっています。
つまり、会社の業績が良ければ利益から配当金を出す
業績が良いということに注目が集まり、株を欲しがる人が増える=株価の上昇
このような形で貸したお金が返ってくるということ。
逆に赤字ばかり出している企業には誰もお金を貸したくないですよね。
つまり株を手放したい人が増える=株価下落
ということが想像できる訳です。
株式投資で勝つためには?
株とは何か?という基本的なことを確認しておくだけで、株で勝つ方法が理屈では分かってきます
結論
利益が出ている(儲かっている)会社の株を買え
本当はもっと難しいのですが、特に長期投資をしていくのであれば大大大原則といってよいでしょう。
参考までに、誰もが知っている会社を例に見てみましょう
アップル(AAPL)
マネックス証券より
右肩上がりの業績。iPhoneなどの売れ行きを考えれば納得です。
この業績を見れば株価の動きはおおよそ想定が付くのです(長期的には)
投資の世界に100%は存在しませんが、少なくとも会社の業績を理解して投資できているかどうかで負ける確率は減らすことができるでしょう。
株価が上がりやすい時とは?
ここまで、業績の良い会社の株を買え(お金を貸せ)とお伝えしてきました。
次に経済市場全体の話もしておきます。
株価が上がりやすい局面を2つ紹介しておきます
1.世の中の景気が良くなる時
ここで注意点は、景気が良い時真っ只中に株価が上がるわけではないということ。
景気が良くなると期待されている時の方が上がっていることが多いですね。
株価というのは未来を織り込んでいます。
良くニュースで不景気なのに株価が高い。みたいなニュースを見るような気がしますが、投資家が見ているのは「今」ではない。
「未来」なんだと知ることからですね。
2.金利が低い時
投資の世界で金利と言えば、アメリカ10年債の利回りが基準になっています。
債券についても簡単に触れておきます(改めて記事書きます)
債券というのは株式と同じで資金調達をする時に発行します。
ただ株式とは違い、返済義務があります。
アメリカ10年債=アメリカという国に10年間お金を貸した証明書 みたいなものです。
貸したお金は10年後に一括で返してもらう。そして決めた金利を毎年もらう。
ここで株価に話を戻しましょう。
なぜ金利が低いと株価が上がるのか?
もしもアメリカという国に10年間お金を貸して、毎年5%の金利が貰えるとしたら?
債券には返済義務があることを考えると、何のためにリスクを背負って株式投資をするのか分からなくなりませんか?
銀行預金に置き換えて考えてもいいです。
預金金利が5%付くのであれば、わざわざ資産運用で悩まなくてもいいよね。という話です。
金利が低いから、株式投資をする魅力が際立つと捉えることができるのです。
逆に金利が高いと、金利に負けないくらい魅力的な会社でないと評価されにくくなってきますね。
なんせ債券を買っておけば投資をした会社や国が破綻しなければお金が増える可能性が高いのですから。
金利については今後も観察していきますので徐々に慣れていきましょう。
ちなみに投稿時点 2022年4月8日 米国10年債利回りは2.704%
まとめ
・株も債券もお金を貸している
(厳密には出資)
・株は返済義務なし。長期的には株価は業績に連動しやすい
・債券は返済義務あり。金利で儲けるスタイル
・金利によって株と債券はシーソーのような関係になっている
以上のようなことから、業績や金利について知って投資をしていくと良いということが分かってきます。
しかし企業の業績なんてどんな風に見ていけば良いか分からない。
でも投資を始めていきたい。
そんな方々にも分かるように分析記事などを発信していきたいと思います。
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